Sunday, December 1, 2013

山下和宏、メジャー制覇へ「燃え尽きるまで」




2011年06月04日18時06分




リーダーズボード
順位 選手名 スコア1 山下 和宏 -4
2 J・B・パク -3
丸山 大輔 -3
4 J・チョイ -2
5 市原弘大 -1
河井 博大 -1
小泉 洋人 -1
キム・ヒョンテ -1
9 薗田 峻輔 0
宮本 勝昌 0


順位の続きを見る





メジャーの舞台でツアー初優勝を飾れるか(撮影:上山敬太)








日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 3日目>◇4日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,317ヤード・パー71)

 国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」の3日目。前半から2位スタートのH・T・キム(韓国)が飛ばす。2つのイーグルを奪う猛攻を見せると、10番でバーディを奪った時には8アンダーで独走態勢に入っていた。しかし、キムは11番でボギー、さらに12番ではトリプルボギーを叩き、あれよあれよという間に失速。ここで、5アンダーまでスコアを伸ばしていた4位スタートの山下和宏がキムに変わってリーダーボードのトップに立った。

悩める遼、パット重症で予選落ち

 「15番グリーンでボード見て、もしかしてトップ? と思いました。H・T・キムが伸ばしていて先は長いなと思っていたので」しかし、首位に浮上したことなど意識する余裕はなかった。「16、17、18と難しくてそれどころじゃ」最難関の17番ではセカンドを何とかグリーンに乗せるもロングパットを打ち切れず3パットのボギー。18番も微妙なパーパットを残し、周りを見ることなど出来なかった。それでも、最後のパットをきっちり沈め、トータル4アンダーで単独首位のままホールアウトした。

 1ストロークのリードを持って初めて単独首位で挑む最終日。「どうなるか楽しみですね。木っ端微塵に砕け散るか、ジリジリ食らいついていけるか」ツアー初優勝をメジャーの大舞台で狙う山下の一世一代の大勝負だ。これまで、3度最終日最終組を経験しているが、09年の「東建ホームメイトカップ」では自滅、同年の「サン・クロレラ クラシック」では石川遼ブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)の伸ばしあいについていくことも出来なかった。さらに「ANAオープン」では谷口徹中嶋常幸の迫力に及ばず涙した。

 何度も届きそうで逃してきた頂点。しかし、今はこれまでとは違う自信がある。「今のほうが前向きに考えられるし、優勝を意識できる。こんなチャンスは一生ないかもしれない。僕ももう38歳ですからいつまでこの場にいられるかわからないし、燃え尽きるまでやらないと悔いを残して終わる」端正な顔に並々ならぬ決意を秘めて、メジャータイトル奪取に挑む。

【3日目の順位】
1位:山下和宏(-4)
2位T:朴宰範(パク・ジェーブン)(-3)
2位T:丸山大輔(-3)
4位:J・チョイ(-2)
5位T:市原弘大(-1)
5位T:河井博大(-1)
5位T:小泉洋人(-1)
5位T:H・T・キム(キム・ヒョンテ)(-1)
9位T:薗田峻輔(E)
9位T:宮本勝昌(E)

No comments:

Post a Comment